日常的に頭皮ケアを!

 

頭皮環境の悪化を防ぎ、薄毛の予防や健康な髪を保つためには、日頃から頭皮ケアをしっかりと行っていくことがポイント!

しかし、頭皮ケアをしっかりと行うといっても、さまざまな方法があるため何から始めるべきか悩みがちです。ここからは、手間をかけることなく取り組める、日常的な頭皮ケアの方法とは?

★シャンプーによる清潔な頭皮維持

毎日行うシャンプーは、髪や頭皮環境に大きな影響力を持ちます。

シャンプーは髪の毛を洗うものと思われていますが、実はこの認識は誤っています。シャンプーは頭皮を洗い、余分な皮脂を落とすために行うものなのです。

頭皮では常に新しい髪の毛が作りだされるため、新陳代謝が活発な部位です。そのため、皮脂や汚れが溜まりやすく雑菌も繁殖しやすい環境となっています。

頭皮の洗浄が不十分だと雑菌の影響で頭皮環境の悪化や皮膚トラブルにも繋がるため、シャンプーで余分な皮脂を落とし清潔な頭皮を保つことは、健康な髪の維持につながります。

だからといって、皮脂を落としきることに集中して力を入れすぎたり爪を立てたりしてしまうと、頭皮を傷つけて頭皮トラブルの元になってしまいます。

シャンプーをするときは、お湯でしっかり髪・頭皮を予洗いしてからシャンプーを全体に馴染ませて、爪を立てずに指の腹で洗いましょう。マッサージをするように意識すると、血行促進にもなっておすすめです。最後は、シャンプーが残らないようにしっかりと洗い流してください。

また、シャンプー後の頭皮は皮脂を洗い流した影響で乾燥しやすくなっています。

頭皮の乾燥が続くとかゆみが生じてフケや炎症といった頭皮トラブルに繋がるため、シャンプー後に保湿効果のある頭皮用美容液や育毛剤を使用することで、さらに頭皮環境を整えられるでしょう。

頭皮マッサージによる血行改善

頭皮にはリンパ管がたくさん存在しているので、頭皮マッサージをして刺激することで、血行改善が期待できます。

頭皮は身体の末端にあり栄養が行き届きにくいことが薄毛・抜け毛の原因になることもあるので、血行を改善して頭皮まで栄養を行き届かせることはとても大切です。

頭皮マッサージは、手(指先・指全体・手の平下部)を使う以外に、パドルブラシを使うという方法もあります。通常のヘアブラシにはないパドルブラシの特徴は、ピンの先端についている突起のクッション製が高いという点です。ブラッシングをするときにピンが頭皮に当たると頭皮の形に合わせてピンがしなるので、程よい圧で頭皮マッサージを行うことができます。

パドルブラシによる頭皮マッサージは、頭皮の汚れを浮き上がらせる効果もあるので、シャンプー前に行うのがおすすめです。

★ドライヤーの見直しによる頭皮の乾燥防止

「薄毛にはドライヤーの使用方法が大きく関係している」といわれているほどなので、頭皮ケアにおいてドライヤーの使用方法の見直しはとても大切です。

というのも、髪や頭皮は日々のドライヤーで少なからず熱ダメージを受けています。また、濡れたままの髪で自然乾燥させている方も要注意。頭皮に雑菌が繁殖し、頭皮環境の悪化につながってしまいます。

ドライヤーを使うときは、まず事前準備としてタオルドライをして、ある程度の水分をしっかりふき取ります。そして、髪から15cm以上離して温風と冷風を使い分けながら乾かしていきます。髪の根元から毛先に向かって、キューティクルを傷めないように意識してドライヤーを当てましょう。